設計部紹介

当社は会社設立と同時に、機構設計や基板設計の技術者が活躍してきた。
その発端となったのは、モノづくりのベテラン技術者の入社である。 現社長の前職時代に某重工業から工具設計の受託をしてきたのだが、工具設計経験者が不在だった。
やむ無く個人事業主の様な?設計をしていた方に協力を仰いで、納期通りに収めることができたのだ。
それがご縁で、この方には当社を設立した際に入社を打診。 会社設立時の仲間に加わった。

彼は有名大学で機械工学を学び、某メーカーに就職し、設計部に配属。 このメーカーの設計部方針は、上流から下流までの全てを経験させるというもの。
顧客との折衝/設計/部品の調達/組み込み/完成品のテスト/仕様書作り/操作指導/メンテナンス・・・・・。
機械設計の知識だけでは間に合わず、四苦八苦しながら電気の知識も身に付けざるを得なかったと。
それだけでは無い。 仕入れ値段の折衝や組み込みまで担当するのだから、自分が設計した製品の個人事業主?を経験してきたのであった。

某自動車メーカーの子会社から、設計標準作りをしなければならないのだが、技術者がいないので協力して欲しいと依頼が入った。 設計がベテランであるだけでは駄目だと言う。 現場作業も経験している技術者を揃えて欲しいと。 しかも親会社に常駐してくれとの打診だった。

現在、設計部長である彼を頭にしたチーム編成をし、張り付いてから既に10年になろうとしている。
モノづくり分野では分業体制が蔓延している現在、設計から部品の品質、製造、納品後のサポート体制まで全体を見渡せる技術職養成が、現在では当社の基本コンセプトになっている。